2015年6月5日 12:52
大手商社からITベンチャーへ - 『NP後払い』若手社長の壮絶な生き様とは!?
これは、アメリカのクレジット事業に詳しい人が考えたビジネスモデルだが、日本では柴田社長が、このビジネスをゼロから実際の形にしていったという。
○商社時代に「インターネットを使った事業を自分でもつくりたい」
――ネットプロテクションズに入社される前は、どちらにいらっしゃったのですか?
日商岩井(現双日)のたばこ課に3年在籍していました。スキームが決まっている部署で、刺激が少ない仕事でした。その後、日商岩井が設立したITXという投資ベンチャー企業に移りました。当時ITの波があって、インターネットを使った事業を自分でもつくりたいと思っていて、日商岩井の中でもそういう企画を出している人がいました。インターネットを活用したような事業構築ができる、そういう人間になりたいなと。そういうスキルが身に付くような会社はどこだろうと見渡して、ITXを選んだという感じですね。24、5歳ぐらいの時です。
――IT事業に興味があったわけですね。
当時、ITXはベンチャーを買収してそこに経営陣を送り込むビジネスモデルを展開していました。2001年の5月に転職をして、すぐにネットプロテクションズを買収するかどうかという話が持ち上がってきて、その調査のアシスタントをして結果的に2001年の11月に買収に成功しました。