くらし情報『東大など、コバルト酸化物の新たな磁気構造「悪魔の階段」の観測に成功』

2015年6月5日 17:04

東大など、コバルト酸化物の新たな磁気構造「悪魔の階段」の観測に成功

の状態が、実際の物質で実現している事が示されたとしている。

また、さらなる解析により、磁化の測定で見られたステップを生み出す磁気構造の様子の解明にも成功したとのことで、これにより、「悪魔の階段」を生み出す磁気構造の詳細が判明したとしている。

なお研究グループでは今後、こうした「悪魔の階段」型の磁気構造をさらなる系統的な研究により他の物質にも見つけることを目指し、単純に磁場により電気抵抗を増減させるだけでなく、電気抵抗や磁化が階段状にとびとびの値をとることを活かした、新しいタイプのスピントロニクス材料の開発などにつなげたいとしている。

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