2015年6月8日 10:00
仕事中にノンアルコールビールを飲む法律事務所とは?
もちろん、ビジネス的にプラスな面もある。弁護士という職業は、仕事の時間が厳密に決まっているわけではないため、夕食を挟んで仕事をすることも。夕食時にビールが飲みたくなってもまだ仕事が残っている。そんなときにノンアルコールビールはありがたく、その後の仕事もはかどるとのこと。
また、意外なことに弁護士の仕事の大半は裁判所や相談者の応対ではなく書類作成。デスクワークの多い仕事なので、家の中にいるかのような環境づくりをすることでストレスなく仕事ができるという。
そして驚くのは、事務所内で楽しむだけではなく、事務所に相談に来たお客さんにも、ノンアルコールビールを提供していること。これには緊張をほぐすという狙いがあり、まずノンアルコールビールを勧める行為が会話のフックになる。
相談者がリラックスできる環境を提供するのも弁護士の仕事のひとつだ。
勧められた人は決まってきょとんとした反応を見せるというが、そのまま飲んだ人は100%男性だけとのこと。
事務所の冷蔵庫にノンアルコールビールを置き始めてまだ1カ月弱だが、すでに消費量は3、40本。一日に飲む本数は決めていない、アルコールゼロだから気にする必要はない、と口々に言う。