2015年6月11日 06:30
COMPUTEX TAIPEI 2015 - USB 3.1/Type-C普及の鍵は「ケーブル」にあり?
同じ台湾ながら、逆にほとんど何も展示していなかったのがVIA Labと因縁の深いASMediaである。同社は2013年末にVIAからUSB関連の特許侵害の訴えを起こされており、少なくとも2015年3月の時点ではまだ決着がついていない。そのASMediaは、AKiTiOのUSB 3.1対応Storageの試作品(Photo20)を接続し、ホストコントローラの性能を示しただけのデモを行っていた(Photo21)。
逆に、USB PD「だけ」のデモを行っていたのがRichtek Technologyで、USB-PDを使った60WのACアダプタ(Photo22,23)やシステム組み込み用の電源ソリューションが展示されていた。
またケーブルメーカーとしてElka Internationalが出展しており(Photo25,26)、さまざまなケーブルが提供可能なことをアピールしていた。
○USB Type-CやUSB 3.1の鍵を握るのはケーブル?
というわけで割に盛況であったのだが、たまたま会場に居たUSB-IF関係者はやや浮かない顔であった。何が問題かというとケーブルである。以前にちょっと書いたが、USB 3.0やUSB 3.1のCableに関しては一切Certificationがない。