くらし情報『COMPUTEX TAIPEI 2015 - USB 3.1/Type-C普及の鍵は「ケーブル」にあり?』

2015年6月11日 06:30

COMPUTEX TAIPEI 2015 - USB 3.1/Type-C普及の鍵は「ケーブル」にあり?

これはUSB Type-C Release 1.1で定義された公式な仕様(Photo27)である。先の"E-Marked Cable"というのは「このチップが入って電子的にケーブルの仕様が明確になっている」という意味である。

ただしこの仕様はあまり強制力がない。Specificationの当該部分を抜き出すと

"4.9 Electronically Marked Cables All USB Full-Featured Type-C cables shall be electronically marked. USB 2.0 Type-C cables may be electronically marked."

となっている。USB Type-Cは本来通信速度とは無関係なコネクタ規格なので、USB 2.0を通す場合もあり、その時には「E-Markerdの方がいいねぇ」となる。USB 3.0/3.1/PDに関しても「E-Markedが好ましい」レベルで、全然強制されていないことが分かる。また、実際にE-Markedを導入しようとするとコストが上がるのは明白なので、普及には相当時間が掛かりそうだ。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.