くらし情報『COMPUTEX TAIPEI 2015 - USB 3.1/Type-C普及の鍵は「ケーブル」にあり?』

2015年6月11日 06:30

COMPUTEX TAIPEI 2015 - USB 3.1/Type-C普及の鍵は「ケーブル」にあり?

この結果、例えばUSB 3.1のコントローラにつないだとしても、Cableが3.1の10Gbpsはおろか3.0の5Gbpsですら耐える保証が得られない。

これに輪をかけて問題なのがUSB PDで、こちらもケーブルのCertificationがないから、例えば100Wを掛けると最悪燃える可能性すら除外できない。一番問題なのは、粗悪なケーブルがUSB-PD 100W対応とかUSB 3.1対応とラベルをつけて売られても、外からそれを判断する方法が一切ないことだ。

先ほどEtron Techのところで、E-Marked Cableなるものを紹介したが、実はこれもこの話に関係している。VIA Lasは2015年3月12日に、USB Type-Cケーブル向けにVL150という"Electronics Marker"チップを発表した。

このチップはPhoto15の様にコネクタ内部に収められるサイズのもので、電子的な「マーク」を提供する。このマークは、「このチップが入ったケーブルは、所定の電気的特性を満たしている」ことをホストに対してレポートする仕組みである。USB PDにおいては、どれだけの電流を流せる仕様なのかをホストにレポートするので、過電流で発熱とかを避けられるというものだ。

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