2015年6月11日 06:30
COMPUTEX TAIPEI 2015 - USB 3.1/Type-C普及の鍵は「ケーブル」にあり?
この問題はThunderbolt 3でさらにややこしくなる。Thunderbolt 3はPassiveモードの場合、既存のUSB 3.1 Type-Cのケーブルを流用する(から、本来はThunderbolt 3のPassiveケーブルは存在しない)のだが、ここでもし10Gbpsが出ないとどうなるか? というと、Thunderbolt 3では5Gbpsで接続するモードが無いので、結局USB 3.0での接続になると思われる(断言できないのは、Alpine Ridgeがこうしたケースでどう動くのかがまだ公開されていないためである)。
Deviceの側もUSB 3.0に対応していればそれでも一応つながることはつながるだろうし、Thunderbolt 3のDaisy Chain接続も、もしAlpine RidgeがUSB 3.0動作時には2つのポートをHubでつなぐ形の実装がされていればそのままいけるかもしれないが、なんにせよThunderbolt 3としては動作しないことになる。さすがに「この状況はそろそろまずい」と上述の関係者も理解しており、何らかの動きがUSB-IFの方で起きるかもしれないのだが、何も起きない可能性もある。