2015年6月15日 06:00
PCシーンは台湾から遠ざかるか - 「COMPUTEX TAIPEI 2015」を振り返る
Microsoftは6月3日にCOMPUTEXでの基調講演を予定していて、同社OEM担当執行役員のNick Parker氏が登壇、Windows 10に向けての施策等をアピールしたのだが、GAの日付はすでに2日前に発表されていただけに、盛り上がりに欠ける結果となってしまった。
もし、COMPUTEXの基調講演という場で、GAの日付が発表されていれば大きな盛り上がりを見せ、アジアで開催されているCOMPUTEX発のニュースとして世界中を駆け巡ったのにと思うとちょっと残念だ。関係者は誰もがそれを期待していたのではなかろうか。
もちろん、OEM各社にとってはWindows 10搭載PCの出荷の準備をいちはやく進めるためにも、GAの日付は早ければ早いほどいいし、その日付がより早く伝えられることを希望していただろう。だが、COMPUTEXという場を少しでもエキサイティングなものにするための配慮はあってもよかったのではないだろうか。その後ろ側で、有力OEMに対してGA相当のバイナリが渡されるのだとしても、マーケティング的にはもう少し派手な演出があってもよかった。一方、Intelは、例年9月に開催されている開発者向けの会議Intel Developer Forum(IDF)