くらし情報『PCシーンは台湾から遠ざかるか - 「COMPUTEX TAIPEI 2015」を振り返る』

2015年6月15日 06:00

PCシーンは台湾から遠ざかるか - 「COMPUTEX TAIPEI 2015」を振り返る

を、一カ月前倒して8月中旬にサンフランシスコで開催する。おそらくここがSkylakeデビューの場となるのだろう。

さらに、ヨーロッパにおける見本市IFAでOEM各社の搭載製品が披露される。このシナリオでは、アジアにおけるCOMPUTEXの存在感が実に希薄なものになっているわけだ。昨年のCOMPUTEXにおけるIntelは社長のRenee James氏が基調講演に登壇、台湾ベンダーへの長年の協力に対して謝意を表明し、そして、Core Mプロセッサを大々的に発表していたことを考えると、今年の活動は、このイベントへの取り組みに多少の積極性後退を感じざるをえない。

もちろん、ASUSやAcerなどの台湾ベンダーは数々の新製品を発表していたし、南港展示会場のホールは昨年同様の盛り上がりを見せていた。来場者数や出展者数も、それほど落ち込んではいなかったようだ。そこを見る限りは、PCシーン未だ衰えずを実感することができたかもしれないのだが、その舞台裏状況を憶測すると、もはやPCシーンの中心は、台湾という地域からだんだんと遠ざかっているようにも感じる。


北米は年初のCES、アジアは6月のCOMPUTEX、EU圏は9月のIFAと、3つの地域で行われる3つのイベントを順に見ていけば、次の半年に起こるトピックスはほぼ網羅でき、世界全体の地域ごとの温度差も把握できる。

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