2015年6月15日 10:00
「立ちデスク」で体も鍛える!? - スウェーデンのデザイナーが語る、北欧の健康的な働き方
高さを変えるときも指一本でOK。浮遊しているような滑らかさで動くようになっています」(トーマスさん)
○「立ち仕事」、実際どうなの?
高さを指一本で自由に変えられる自動昇降デスク。トーマスさん自身は、デスクを高めに設定し立ったまま仕事をすることがほとんどだという。
「はじめは大変ですが、習慣になってしまうとむしろ楽なくらいです。筋肉を使うので1日立って仕事をすると、マラソンと同じくらい鍛えられる気もします(笑)。オフィスで座っているのはミーティングの時ぐらいですが、いつも座って仕事をするとなると疲れてしまうんです。エコノミー症候群のようになってしまうので。腰痛持ちで座り続けるのが辛いという人にも好評です」(トーマスさん)
デスクの高さを変えることで、気分の切り替えにも繋がるというトーマスさん。
集中して作業をしたい時は座った状態で、同僚とコミュニケーションを取りながら仕事をしたい時は立って仕事をするのもいいそう。
「立っている状態のほうが声をかけやすくなるため、コミュニケーションが活性化しやすいんです。動きもスムーズに取れるので、有機的に人が交わるダイナミズムが生まれます。働く環境にアクティビティを取り入れることが重要なんですよ」