くらし情報『水道水も危険! 飲み水からの食中毒を防ぐためのお手軽予防策』

2015年6月15日 11:09

水道水も危険! 飲み水からの食中毒を防ぐためのお手軽予防策

水道水も危険! 飲み水からの食中毒を防ぐためのお手軽予防策
水の安全性や選び方などをあらためて考え直すことを目的とする「水を考えるプロジェクト」はこのほど、「初夏に気を付けたい水の問題。水を考えるセミナー」を都内にて開催した。同日は、各分野の有識者がさまざまな観点から「水問題」に焦点を当てた。

公立大学法人 首都大学東京で客員教授を務める矢野一好氏は「暑さと共に発生する食中毒について、これからの時期水の衛生面で気を付けるべき点と対策ほか」と題して登壇した。

○過去にも食中毒の水系感染事例

食中毒というと、「肉や魚、野菜を生で食べなければ大丈夫だろう」と考えている人も少なくないかもしれないが、飲み水が原因で食中毒になるケースもあるということをご存じだろうか。

近年は冬場にノロウイルス由来による集団食中毒感染が散見されるように、ノロウイルスが原因の食中毒が最も多い。ただ、これから迎える夏場は、大腸菌O157などによる「細菌性食中毒」が増える。過去にも、細菌などにおける水由来の食中毒は国内で多数報告されている。


例えば、1982年にはカンピロバクターに汚染されていたスーパーの井戸が原因で、札幌市において7,000人もの食中毒患者が発生した。1990年には大腸菌O157が潜む井戸水によって、埼玉県で319人が食中毒と診断されており、ほかにも赤痢菌由来の食中毒などが確認されている。

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