2015年6月16日 11:00
感圧トラックパッドを搭載した、新しい「MacBook Pro Retina 15インチモデル」を試す!
手首に装着するため振動がデバイス全体に伝わることもあり、"コリッ"ではなく"ブルッ"に近い。それを思えば、感圧トラックパッドの疑似クリックがいかに"実クリック"に近い味付けを施されているかがわかる。
クリック感がタプティック・エンジンの働きによるものという証明はかんたんにできる。電気的に遮断する、つまりMacBook Proをシャットダウンすればいいのだ。実際、シャットダウン後にクリックを繰り返してみたところ、確かに指先に伝わるものはない。パッドの隅々まで均一にあったクリック感が、きれいに消えた。
ところで、感圧センサーが感知する圧力レベルはそれほど多くはないようだ。「プレビュー」の署名機能で、毛筆風になるよう指先に強弱を付けながら文字を書いてみたが、止めや払いはそれらしくならなかった。
押す強さに応じて線は細く/太くなるのだが、変化の幅は小さく、たっぷり"ためて"から払うような筆跡にはならない。App Storeで感圧センサー対応アプリを探しても見つからず、プレビューの署名機能でしか試せていないが、手書きテイストは実現できても毛筆テイストは難しそうだ。
3月に先行発表された13インチモデルは、CPUにBroadwell世代のCore i5/i7を採用、内蔵GPUもIntel Iris Graphics 6100に更新されるなど今回の15インチモデルの先を行く部分もあるが、AMD Radeon R9 M370X搭載モデルは外部ディスプレイに最大5K(5120×2880/60Hz)