2015年6月18日 19:15
COMPUTEX TAIPEI 2015 - NVIDIA、GeForce GTX 980 TiのデモやG-SYNC対応ゲーミングノートPCを展示
まずは画面のちらつきを抑える技術だ。ディスプレイの場合、最大リフレッシュレートに加えて、最低リフレッシュレートが設定されている。
GPUによる画面の描画が、この範囲内に収まっているときはいいが、最低リフレッシュレートを割り込んでしまった場合、次に画面が更新されるまで何もない黒い画面が表示され、ちらつきの原因となるという。G-SYNCでは、GPUの描画が最低リフレッシュレートを下回ったときに、おなじ画面の複数回送出して、ちらつきを軽減する。例えば最低リフレッシュレートが40Hzのディスプレイの場合、GPUの描画が20fpsまで割り込めば2回、15fpsまで割り込めば3回画像を送出する。
もう1つは「Variable Overdrive」だ。NVIDIAによると、ディスプレイの応答速度とリフレッシュレートが合っていないと、正しく色が表示されないのだという。リフレッシュレートが一定ならば問題無いが、G-SYNCの場合リフレッシュレートが可変なので、「Variable Overdrive」により、リフレッシュレートに合わせて応答速度を最適化し、正しい色を表示するという。
また、Windowモードでゲームをプレイする際にもG-SYNCを利用可能になった点も細かいが非常に重要なアップデートといえる。