2015年6月23日 10:45
Pepperの"アルバイト派遣"、実は時給4500円?
ソフトバンクロボティクスが6月18日に一般販売を発表した"感情を持つロボット"のPepper。20日の販売開始後、1000台が1分で完売したが、7月1日から時給1500円で"アルバイト派遣"もスタートする。
これは、クラウドAIサービス開発を手がけるソフトバンクグループのcocoro SB(ココロエスビー)が提供するサービスで、ティッシュ配りや受付、販売といった簡単な特定業務を安価に時給制で借りられる、ロボットの"ホワイトプラン"ともいえるものだ。
Pepperを購入する場合、本体価格の19万8000円のほかに、ロボット手数料や月々の基本プラン、保守サービスなどの36カ月契約を行うと、総額で100万円強の費用がかかるだけに、「少し、このイベントの時だけPepperを使いたい」「Pepperがどんなものかわからないから、お試し感覚で使ってみたい」といったニーズに合わせた派遣サービスといえるだろう。
簡易的な派遣サービスであるために、利用できるシーンはこの秋に提供される法人向けサービス「Pepper for Biz」と比較して限られる。同サービスでは、各導入業界や企業に合わせてPepperのアプリケーションをカスタマイズできるものの、派遣という"雇用形態"であるために、個別の企業に深くカスタマイズされる可能性は低い。