2015年6月23日 11:52
いよいよ本格普及が始まったAndroid 5.0はどこがいい?
マテリアルデザインの短所としては(フラットデザインにも通じるのだが)、ユーザーの気付きをインターフェースの動きに頼るところがあり、静止状態で見ても直感的に何を押せばどうなるのか、がわかりにく部分だ。慣れてしまえば使いやすいが、慣れるまでに少し時間がかかるようになったといってもいいだろう。
●マルチユーザーサポートなどの新機能
○機能面での改善も多数
インタフェースの変更に目を奪われがちだが、OS全体の機能や使い勝手も大きく改善されている。たとえばスクリーンロックの画面には通知が表示されるようになり、電話やカメラアプリを直接起動するボタンが追加された(これはUIによってはすでに実現している機種もある)。通知センターも改良され、たとえば通話関連の通知も作業を中断せずに確認できるようになっている。
このほか、 「マルチタスク」が「マルチアクティビティ」に変わり、タスク切替えの際にChromeのタブも同時に選べるようになっている。システム全体にかかわる大きな変更点のひとつに、マルチユーザーサポートもある。これはAndroid端末で複数のユーザーを設定し、ユーザーを切り替えることで、環境を丸ごと変えられるというもの。