強い信念のもと、成長戦略に挑んでいく - ルネサスの新CEOが抱負を表明
また、今回の就任に際し、「これまで外資系企業に勤務してきて、日本という国そのもののプライオリティが世界的に低下していく様子を忸怩たる思いて見てきており、日本人として、それを何とかしたいという思いを抱いてきた。今回は、外資系ではなく、日本企業のCEOという新しいチャレンジとなるが、日本が成長していくための一翼を担っていければ」とCEOとしての秘めた思いを述べたほか、すでに各地方の工場などにも足を運んで現状の視察なども行ってきたとのことで、後工程を担当する山形県米沢市の江戸時代の藩主の1人である上杉鷹山氏の残した名言「なせば成る なさねば成らぬ何事も 成らぬは人のなさぬなりけり」を持ち出し、「できないのは人がやっていないからた。やろうと思えば何でもできる。そうした強い信念のもと、成長戦略に挑んでいきたいと思っている」とCEOとしての心構えを示した。