2015年6月29日 12:27
アフラックの高校生向け奨学金制度、2015年度はがん遺児ら141人が決定
遠隔地の自宅を離れて大都市圏の専門病院に入院・通院する場合には、医療費に加え、付き添う家族の交通費や宿泊費など経済的に大きな負担がかかるという。
なお、応募者の平均世帯年間収入は、がん遺児奨学金では142万円、小児がん経験者奨学金では313万円で、これは日本の「児童のいる世帯」の平均収入658万円を大きく下回っているという。2010年4月から、国の公立高校無償化や高等学校就学支援金制度により授業料負担が軽減されたものの、入学金や教材費、通学費などの高校生活にまつわる費用の総額は、公立高校で年間約23万円、私立高校で約72万円となっており、がんで主たる生計維持者を亡くした世帯や小児がんを患った経験を持つ子どもがいる家計にとって、教育費が負担になっていることは依然として変わっていないのが実情だという。
同社は、多くの人々の「生きる」を創る保険会社として、社会における課題の解決と持続的な成長をめざし、社会と共有できる価値の創造(CSV(Creating Shared Value)経営)に努めていくとしている。
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