くらし情報『喫煙と心臓・血管疾患の関係は? 元心臓血管外科医の開業医に聞いてみた』

2015年6月29日 18:33

喫煙と心臓・血管疾患の関係は? 元心臓血管外科医の開業医に聞いてみた

『病気にならないように、指導、管理、治療ができないものか?』と。こういった疾患には、喫煙習慣が大きく関わっていますので、禁煙外来はその方法の一つ。禁煙外来は私のライフワークです」

――患者さんはどのようなきっかけで禁煙外来に来られるのでしょうか?また、どのような治療をするのですか?

ピアス先生「会社や家族に禁煙を促され、来院する患者さんが多いです。中には、『孫に臭いと言われて……』というおじいちゃんも。

禁煙外来ではまず、タバコの害や禁煙のための心得などを説明し、吸いたくなったときの対処法をお話します。具体的には、薬を出しますので、それを利用するという流れです」

――禁煙外来の効果について教えてください。

ピアス先生「当クリニックでは、7割程度の患者さんが治療によって禁煙に成功しています。

タバコがやめられない大きな原因は、実は『記憶』なのです。
タバコを吸うと『よろこび』を与えるドーパミンというホルモンが出ますので、一時的にストレスが解消された感覚を味わえます。そして、この『スッキリした感じ』が記憶に残っているため、ストレスを感じるとタバコが吸いたくなってしまう。そんな場合に禁煙外来ではタバコを吸いたいという衝動を、 和らげる手伝いをします」

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