くらし情報『Pythonで学ぶ 基礎からのプログラミング入門 (7) 関数とモジュールを使いこなそう』

2015年7月6日 11:00

Pythonで学ぶ 基礎からのプログラミング入門 (7) 関数とモジュールを使いこなそう

同じコードを何度も書かなくてすむ

プログラムを書いていると、同じ処理を何度も使うという場面が多々あります。たとえば「2つの数字の絶対値を比較する」というプログラムを作る場合、関数を使わないと以下のように絶対値を得るコードが2回出現する冗長なものとなります。

x = 5
y = -10

if(x<0):
x = x * -1
if(y<0):
y = y * -1

print(’abs x > abs y ?’)
print(x > y)

xとyの絶対値を得る処理はほとんど同じなのにもかかわらず、2回書いていますね。2回程度なら書いてもいいような気もしますが、これが5回、10回となればどんどん面倒になっていきます。

先のコードを、関数を使って書き直すと以下のようになります。

x = 5
y = -10

x = abs(x)
y = abs(y)

print(’abs x > abs y ?’)
print(x > y)

冗長な要素が省かれてずいぶんと読みやすくなったのではないでしょうか。今回はabsのような簡単な関数でしたが、これがたとえば100行以上必要なアルゴリズムだったら、関数で冗長性を減らすことによる多大な恩恵を得られます。

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