2015年7月6日 12:26
音楽ストリーミングに真打ち「Apple Music」登場 - 音楽産業の救世主となれるか
そうした中、CD販売の下落に直面した欧州のレコード産業が、新たな可能性としてSpotifyに関心を持ち、コンテンツ提供で協力。新譜を含む豊富な楽曲を揃えたストリーミングサービスが実現した。しかも、それをフリーミアム・モデルで提供。違法ダウンロードは無料でダウンロードし放題だが、不便も多く、リスクをはらむ。無料でも使用できる使い勝手の良い合法サービスの登場に、ネット世代の音楽ファンが飛びついた。
ストリーミングを思わせないなめらかな再生操作、欧米における豊富な楽曲数など、Apple Musicは定額制ストリーミングサービスのあるべきポイントをしっかりと押さえたサービスになっている。Spotifyの後追いという声も聞こえてくるが、大きな違いがある。Apple Musicはフリーミアムではなく、有料サービスである。
Spotifyのフリーミアム・モデルは違法ダウンロード対策として有効だったが、アーティストの犠牲の上に成り立っているという議論が根強い。印税率に不満を表明するアーティストも少なくない。
Apple Musicでは、サブスクリプションの範囲での提供、iTunes Storeでの販売、またはソーシャル機能「Connect」