2015年7月6日 12:26
音楽ストリーミングに真打ち「Apple Music」登場 - 音楽産業の救世主となれるか
初めて音楽ストリーミングサービスを使う人は、従来の音楽プレーヤーとは違う活用方法に戸惑うと思う。Siriに「これに似た曲をもっとかけて」と頼めるなんてちょっと思いつかないだろうし、Apple Musicライブラリから聴きたい曲をブラウズする方法を見つけるだけでもしばらくかかりそうだ。FacebookがモバイルでMessengerを独立させたように、昨今モバイルでは機能やサービスのアンバンドルが進んでいる。そうした傾向に逆行した設計が、使いづらさにつながっているように思う。
いきなり分かりにくくてギブアップする人も出てくるかもしれないが、試用をスタートさせた方は気に入った曲にハートを付けるような小さなことでも、しばらくは積極的に使用することをオススメする。使うほどにパーソナライズが進みFor Youが変化する。「こんな曲にハートを付けたら、おすすめが変な風になるのでは……」なんて気にする必要はない。どんどん使って、ちょくちょくFor YouとNewをチェックしてみよう。
使えば使うほどApple Musicは成長し、印象が変わっていくはずだ。
楽曲数は多いほどApple Musicの魅力は増すが、Pandoraだって数十万曲でスタートしながら的確なレコメンデーション機能が口コミで広まって利用希望者が殺到した。