2015年7月13日 07:00
20代で隠居生活!? 週休5日を実現した究極の暮らし方とは
そのときつくづく思ったのは、「べつに贅沢してるわけでもないのに(むしろものすごく節約していたのに)、こんなになるまで働かなきゃいけないのって、ほんとは私がおかしいんじゃなくて社会のほうがおかしいんじゃないの?」ということでした。でも、実際の隠居生活へのきっかけは、もっと小さな、日常的な変化と選択の積み重ねだったように思います。
――日常的な変化、と言いますと…?
振り返ってみると、まずは心境の変化が先にありました。
・こんなに家賃が高い都心に、なんでわざわざ住まなきゃいけないんだろう
・選ばなければ仕事は他にもあるのに、なんでこの仕事をしてるんだろう
・ほとんど使ってないのに、なんで携帯を持ってるんだろう
当たり前だと受け入れていることを、とにかく疑ったり、自分に問いかけてみると、べつにこうでないといけないってことはないな、と思えて、肩の荷が吹っ飛びました。
――「当たり前」を捉え直したんですね
そうと決まったら、具体的に行動に移してみよう! と思いましたが、いかんせん私は小心者で一気に動くとなんか怖いので、じりじりと確実に条件を整えていきました。具体的には、
・23区外の安いアパートがないか、いつも不動産情報を気にしてみる
・携帯電話を解約したら、何か困ることがあるか、シミュレーションしてみる
・殺人的に忙しい仕事を辞めたいので、ちょっとずつ別のアルバイトに移行
というようなことです。