2015年7月13日 12:00
プレゼンをこねる (2) プレゼンは"誰"のためのもの?
、すなわちこむぎたちのような相手の共感を得ることが目的です。
プレゼンターがコメントしなくても、画面を読むだけで事足りてしまうような文字だらけのスライドは、予備知識のない聴き手にとって理解しにくいものです。そのため、訴えたいことを理解してもらえないどころか、悪い印象を与えてしまうことにもなりかねません。
また、プレゼンの持ち時間は多くの場合30分程度か、それ未満であることもしばしば。伝えたいことのすべてを詰め込むには短い時間です。だからこそ、初対面の人々に、短時間で共感してもらえるようなスライドを作ることが大切なのです。
次回は、聴き手の目をひくためには不可欠な、スライド上で用いる「色」や「形」のお話です。
首藤智之1990年~2013年までソニーに在籍中、会社の対外プレゼンテーションのデザインディレクションを行う。
現在はプレゼンテーションに使用するスライドをデザインする「ゲッコープロダクション」を設立。本連載では監修を行う。
Jecyイラストレーター。LINE Creators Marketにてオリジナルキャラクター「こむぎこをこねたもの」のLINEスタンプを発売し、人気を博す。