2015年7月14日 09:00
事例で学ぶiPhone/iPad活用術 (196) iPadでレジ周りをスッキリスマートに変えるクラウドPOS導入 - Zoff
ボタンの数にも物理的な制約はなくなりますし、ページ遷移を利用して多くの情報を盛り込むことも容易です。従来型のPOSレジ・システムに比べてカスタマイズに要する開発コストを圧縮できることに加え、iPadを利用するクラウドPOSの端末価格は魅力的でした。初期投資およびランニングコストのトータルで約1/2にコストを削減できました」(得田氏)
○クラウドを利用したリアルタイムの売上レポート
コスト削減に貢献しているのは端末側だけではない。以前のPOSレジ・システムでは自社内に専用のPOSサーバを用意して運用していたという。日々の運用管理に加え、およそ5年ごとに発生するサーバ更新は情報システム部門の業務負荷となっていた。クラウドPOSではソフトバンクのデータセンター内に用意されたPOSサーバをサービスとして利用するため、自社でPOSサーバを運用管理する必要はなくなった。このPOSサーバは、店舗別・時間帯別・客層別・商品別といった断面での売上実績をリアルタイムでレポートするWebアプリケーションも提供している。
「以前のPOSレジ・システムは各店舗の売上データを1日1回のバッチ処理で本社に送信するにとどまっていました。