佐藤健、新田真剣佑…『るろ剣』役者に共通するアクションのすごさとは
ということがない。『るろ剣』はもう、動けて当たり前なんです。アクションを「挑戦するもの」として分離させるような感覚ではなく、「息をするようにアクションする」「息をするように芝居する」という域に持っていってるのがすごいところです。それにはやっぱり役者さんにちゃんとアクション練習をやってもらって、練習の時点からキャラクターになっていることが大事です。アクションを「挑戦するもの」として捉えないぐらい、役に馴染ませているところがすごいんですよね。
——それだけできる方が集まってるというのも、この作品の凄いところですね。
本当に、どうやってここまで揃えられらんだろうと思います(笑)。
■谷垣健治
1970年生まれ、奈良県出身。
倉田アクションクラブで学び、1993年に単身香港へ渡る。ドニー・イェンの元で多くの作品に関わる。ジャッキー・チェンが会長を務める香港動作特技演員公會の唯一の日本人会員で、日本では日俳連アクション部会委員長を務める。主な作品は、『捜査官X』(11年)、『るろうに剣心』シリーズ(12年/14年)、『新宿スワンII』(17年)など。
悪魔の憑依が伝染する絶望オカルト・ホラー『邪悪なるもの』1月公開決定