くらし情報『オワハラ対策で複数に内定承諾、辞退申し出が遅れる傾向-ガイアックス調査』

2015年7月30日 11:30

オワハラ対策で複数に内定承諾、辞退申し出が遅れる傾向-ガイアックス調査

オワハラ対策で複数に内定承諾、辞退申し出が遅れる傾向-ガイアックス調査
ソーシャルメディアやWebサイトの構築・運用を提供するガイアックスは7月29日、累計2,000社の利用実績を誇る内定者フォロー・新人育成SNS「エアリーフレッシャーズ」事業において、2015年卒向けサイトの利用者である内定者(約3万人)の状況を分析し、内定承諾後の辞退傾向を公表した。

2015年卒のエアリーフレッシャーズ利用企業の人事担当者が、内定辞退の通知を受けた時期について傾向を分析した結果、2015年卒は学生の「就活終了時期」と「辞退を伝える時期」に数カ月のずれがあることがわかった。就活を終えるのは5~6月が多いが、内定辞退のピークは7月で、10月まで辞退率は高いまま推移している。この結果から同社は、学生が入社する企業を一社に絞り、他社の辞退を決めても報告していない、もしくは入社する会社を迷っていると分析している。さらに、年始から入社直前の3月にかけても辞退は微増しており、10月の内定式参加後も他社の内定を保持し、入社直前まで辞退をしない学生も一定数いることが伺える。

大学のキャリアセンターでは学生に対し、オワハラ(就職活動終われハラスメント)対策として学生が企業に提出する誓約書に法的拘束力がない点や、企業が内定を簡単に取り消すことはできないといった点について説明していることから、学生が複数の企業に内定承諾書を提出する傾向が強くなっていることが、この背景にあると考えられるという。

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