2015年8月1日 08:00
ミクシィが新しいコミュニケーションを考えたら、ゲームができた (2) 「モンスターストライク」で、ユーザー心理に革命を
パチンコとか、チョロQのようなものですね。人の経験に沿った、自然に受け入れられる操作方法にしています。
――概念は複雑になりすぎると、それを覚えるだけで一苦労ありますものね
操作方法に関して言えば、シンプルでわかりやすいし、引っ張って飛んでいくというのは操作感としても気持ちいいものがありますからね。
やはり「モンスターストライク」最大の目的が、皆で集まってワイワイ、キャアキャアと言いながら一緒に遊ぶものですので、「あの角度からとれるかな? よしよし、いけそうだ」などという会話を繰り広げてほしくて。
○ユーザーのコストを負担するということ
――やはりユーザーの心理状況をイメージしたことで、ヒットにつながったのでしょうか?
それは狙いとしてありました。これはネタバレになるのですが、例えばステージをクリアしたとします。でも、次のステージにいくと、減っているHPの半分が回復する仕様になっているんです。自然界ではありえないことですが(笑)
これもひとつの「共感」を感じてもらうための仕掛けなんです。
「危ない、やられる!」とヒリヒリするようなスリルを味わいながら、ギリギリでステージクリアすると、ほっとしますよね。