2015年8月4日 09:00
「スローカロリー」のパラチノースと運動の併用で、メタボ改善効果アップ
その結果、パラチノースを与えたラットでは、体重の減少や血糖、インスリンなどの血液値、皮下脂肪量などの改善が確認された。これらの改善も、糖尿病のラットにおいてより顕著に認められた。
○糖尿病患者の運動によるリスクの抑制も
体重や皮下脂肪の改善などだけではなく、疾病リスクの観点においてもパラチノースは優れたメリットを持っている。
上述のように、肥満や糖尿病療法の基本となるのは食事と運動療法で、この2つを併用することで、メタボリックシンドロームも改善される。ただ、運動によって血圧が上昇すると腎臓に負担がかかり、糖尿病性腎症につながるリスクもある。
糖尿病性腎症は糖尿病による合併症の一つで、症状が進行すると腎不全になり、人工透析が必要になるリスクもはらんでいる。だが、パラチノースを与えた糖尿病ラットでは、腎症の進行を抑えるメカニズムがある可能性も示唆されたという。
鈴木氏は「パラチノースのように生理機能を有する食品を活用することが、健康維持につながる」と語り、今後さらなる研究を進めていくと話した。
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