2015年8月7日 09:00
日本発世界へ、2.5次元ミュージカルが描く希望 (3) 協会内では様々な情報を共有、オールジャパン体制に
『デスノート The Musical』のホリプロ、舞台『弱虫ペダル』のマーベラス、『ライブ・スペクタクル NARUTO-ナルト-』のネルケプランニングと制作もそれぞれ違うし、作品性も違う。それぞれのアプローチ方法で、海外戦略については考えています。そうした考えや戦略を協会で共有し情報交換しながら、最終的にはオールジャパン体制で海外に臨もうと考えています。
――でも、ネルケプランニングの代表取締役である松田さんが、なぜそこまで全体の音頭をとって盛り上げようとするんだろう? という目線もありそうですよね
それはよく言われます(笑)。「なんで、そんなことをわざわざやってるの?」って。でも、2.5次元ミュージカルっていうのは、日本の財産だと思うんです。独り占めしようなんてそんなしょぼいことをするよりも、ちゃんと道を作れたほうがいい。僕だって20年もたてばおじいちゃんになりますよ、それなら、細い道をうちの会社だけで作っていくよりも、大きな道をみんなで作っていくほうがいいじゃないかって思うんです。
――そういうことを意識したきっかけってあるんでしょうか
僕は、2.5次元ミュージカルは、日本発のオリジナルミュージカルとして十分世界で通用できるコンテンツだと思っています。