2015年8月7日 09:00
日本発世界へ、2.5次元ミュージカルが描く希望 (3) 協会内では様々な情報を共有、オールジャパン体制に
でも、国レベルで考えた時に、そういった認識をされていない。韓国なんかは、K-POPや韓流をアジアに持っていくときに、オールコリアできていたというのに、このまま1社でやっていても、なかなか広がらないと思ったんです。ジャパン エキスポなんかでも、協会があれば、ちゃんとブースを出したり、スポークスマンを派遣したりできますよね。会社単体だと難しいことも、協会があればできることが増えるんです。
○協会に属するのはコンテンツ保有社だけではない
――いま、松田さんは、ネルケプランニングの代表取締役として、日本2.5次元ミュージカル協会の代表理事として、海外戦略をどう考えてらっしゃいますか?
シンプルだけど、まずはアジア市場での展開をと考えています。今は中国でも、オリジナルの2.5次元舞台が出てきているみたいなんですね。国内でヒットしたゲームのミュージカル化なんですけど。そんな風に、いずれは日本発からアジア発のムーブメントになればいいなとも思うんです。
協会全体としても、やはりまずはアジア市場ですね。テストマーケティングの意味も込めてライブビューイングを実施しています。また、実際の公演もミュージカル『テニスの王子様』が香港、台湾、韓国で、ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」