くらし情報『押さえておきたい人事の基本 (7) 社員の健康管理と熱中症対策』

2015年8月14日 11:30

押さえておきたい人事の基本 (7) 社員の健康管理と熱中症対策

定期健康診断に関する業務の流れは下記の通りです。委託する医療機関や健保組合とよく確認しながら進めていきましょう。

(1)計画の策定(日時や場所の決定、対象者の確認)
(2)社員への告知
(3)実施
(4)結果通知

診断の結果、異常があったと本人から申し出があった場合は、医師の意見を聞いた上で、再検査や配置転換、就業時間の短縮などを実施しましょう。

健康診断の受診結果は、従業員ごとに「健康診断個人票」を作成し、5年間保存しなければなりません。また、50人以上の従業員がいる事業所の場合は、健康診断の結果を「定期健康診断結果報告書」として労働基準監督署に届け出る義務があります。

なお、健康診断の必須受診項目は2008年に改正されており、下記のようになっています。

既往歴および業務歴の調査
体重、視力、聴力測定
自覚症状および他覚症状の有無の検査
血圧測定
胸部エックス線検査
尿検査(尿中の糖および蛋白の有無の検査)

※雇い入れ時の健康診断はこの他に必須項目があります
○従業員の熱中症を防ぐために

厚生労働省の調査によれば、熱中症による死者は1993年以前には年平均"67人"でしたが、ここ20年間の年平均は"492人"と激増しています。

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