2015年8月15日 08:00
おとぼけ顔に胸キュン! 「二〇加煎餅」は博多のお盆とも紐づいた銘菓だった
劇中では最後にオチが付き、多くの人に楽しい笑いをもたらしていたという。
お気づきの通り、これにあやかって誕生したのが二〇加煎餅である。博多の情緒に想いを寄せながら、"手にする人に笑みを運ぶ銘菓"にこだわって作り続けられているのが大きな特長だ。
「どことなく力の抜けたたれ目と八の字眉には、おいしさだけじゃなく楽しさも満喫してほしいという願いを込めています。二〇加煎餅があることでその場の雰囲気が和めば、私たちもとてもうれしいですね」と東雲堂のスタッフも話す。
○ブラック二〇加に最中バージョンも
主原料の小麦粉は福岡産。その日の天候によって微妙に配合を変えることで、ベストな焼き上がりを保っているという。手掛けるのは熟練の職人で、一つひとつの厳選原料を丁寧に混ぜて一晩寝かせてから、翌朝再度混ぜて焼き始めるという手の込みようだ。
それゆえ味のおいしさにも定評があるが、近年ではさらに、沖縄産の黒糖と竹炭を使用した「ブラック二〇加煎餅」(3枚入×3包/518円)を発売したことでも話題を集めている。開発のきっかけは同社社員の知人による要望だったというが、もともと「今までとは違う二〇加煎餅を作ってみたい」