巨人Intelに挑め! - K5の挫折、そしてK6登場 (4) 番外編 - AMDのSales Conference(前編)
ハワイの有名ホテルでどんちゃん騒ぎをして、とにかく楽しむ。
それまで、アメリカという国を直に経験する機会が限られていた私にとって、AMDのSales Conferenceにはアメリカ文化のすべてが凝縮されていた。すなわち、強烈な個々人の主張、それに対するリスペクト、実力・結果主義、多様性、楽観性、リーダーシップ、一言で言えば"アメリカンドリームの追及"である。
ヒルトンハワイアンビレッジというのは、ご存知の方も多いと思うが、ワイキキの一等地にあり、プライベートビーチ、隣接のビーチバー、20以上あるレストラン、100平米はあるだろう大きなゲストルーム、巨大会議場、を備えている。そこに600人のAMDの社員が世界各国から集結し、4日間ホテルは貸し切り状態になる(一般のゲストもいたであろうが、多分大変な迷惑であっただろう)。驚いたことに、その4日間はホテルの外に出て飲み食いするか、個人の買い物は別だが、ホテル内であればどのレストランでも、バーでもチェックの時に"AMD"と書くだけでいい。後で聞いた話だが、しばらくの間、金の使いっぷりにおいては、しばらくAMDのSales Conferenceは他の会社の追従を許さなかったらしい。