巨人Intelに挑め! - K5の挫折、そしてK6登場 (4) 番外編 - AMDのSales Conference(前編)
その周りをVP連中が取り囲んでいる。みな非常にカジュアルで、会議室のそこかしこで握手しながら、“久し振り、ビジネスはどう?"、とか初めての場合は、”俺は日本の営業のXXです、君はイタリアから来たの?”とか挨拶が始まる。
こういう場面になると日本人は本当に消極的だ。言葉の問題が一番だが、やはり日本人同士で一か所に固まってしまってあまり他国の人たちと交わらない。私はできるだけ幹部連中、他国の人などに積極的に話しかけ、自分の名前を覚えてもらうように努めた。これが後になって結構役に立った。
(次回は8月24日に後編を掲載する予定です)
著者プロフィール
吉川明日論(よしかわあすろん)
1956年生まれ。いくつかの仕事を経た後、1986年AMD(Advanced Micro Device)日本支社入社。
マーケティング、営業の仕事を経験。AMDでの経験は24年。現在も半導体業界で勤務。