女子フィギュア決戦直前、浅田真央と気になるライバル2人を徹底比較!
は、背中ごしに片足をまっすぐ垂直に上げた状態で回転。まっすぐに美しく姿はまさに1本のキャンドルのようだ。柔軟性をいかしたオリジナルスピンを武器に、9日の団体女子SPでは浅田選手を含む10人の中でトップの72.90をマークしている。また、団体フリーでは基礎点が1.1倍になる後半、普通の選手よりも1回多い5回のジャンプを飛んでいる。後半は疲労がたまってくるため、ミスのリスクも高まるが、個人戦でも高得点狙いで5回飛んでくる可能性はありそうだ。
ロシアの女子フィギュアスケート界は競争が激しい。近年は今大会に参加しているアデリナ・ソトニコワ選手のほか、ソトニコワ選手のライバルとされるエリザベータ・トゥクタミシェワ選手、2013年の世界ジュニア選手権1位のエレーナ・ラジオノワ選手ら10代の実力者が急増している。彼女らとのし烈な五輪代表争いをくぐりぬける中で、成長してきたであろうリプニツカヤ選手。
地元開催という「地の利」を生かして、浅田選手、キム・ヨナ選手の2強に割ってはいることができるか。
熱戦必至のフィギュアスケート女子シングルは、SPが20日0時から、フリーが21日0時から開始予定。注目の滑走順は、キム・ヨナ選手が17番目、リプニツカヤ選手が浅田選手と同組の25番目、そして浅田選手は大トリの30番目となっている。