くらし情報『新型基幹ロケット「H3」の挑戦 (4) 打ち上げ失敗から生まれた希望 - 第1段エンジン「LE-9」』

2015年8月18日 12:00

新型基幹ロケット「H3」の挑戦 (4) 打ち上げ失敗から生まれた希望 - 第1段エンジン「LE-9」

新型基幹ロケット「H3」の挑戦 (4) 打ち上げ失敗から生まれた希望 - 第1段エンジン「LE-9」
2014年度から開発が始まった、新型基幹ロケット「H3」。2020年度に試験機1号機が打ち上げられる予定で、現在活躍中のH-IIAロケットやH-IIBロケットの後継機となることが計画されている。

H3ロケットは宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業とが共同で開発を行っており、2015年度からはロケットの基本設計が始まっている。また7月2日には、それまでの「新型基幹ロケット」という呼び名に代わり、ついに「H3」という正式名称が与えられるなど、徐々にその姿が明らかになりつつある。

本連載では、H3の開発状況について、新しい情報などが発表され次第、その紹介や解説などを随時、お届けしていきたい。

今回は、H3の第1段に採用される新型ロケット・エンジン「LE-9」について見ていきたい。

○新型ロケット・エンジン「LE-9」

ロケットの第1段には、「LE-9」という新しく開発されるロケット・エンジンが装備される。1基あたりの推力は150トンで、前回触れたように、ミッションに応じてこのエンジンを2基装着するか、あるいは3基装着するかを選択することができる。


LE-9は、現在H-IIAロケットやH-IIBロケットの第1段エンジンとして使用されている「LE-7A」

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