2015年8月25日 22:27
暑がりさんも寒がりさんも一緒に快適 - 三菱、イチから設計見直したエアコン「霧ヶ峰 FZシリーズ」
をルーバーで制御するだけだったが、FZシリーズは左右で独立駆動する2つのファン「パーソナルツインフロー」を採用することで、1台のエアコンから異なる風量の風を送れる。
吉川氏によると、現在発売されているエアコンは、一般的に筒状の「ラインフローファン」を使用している。ラインフローファンとは、回転によって幅の広い気流を生み出す筒状のファンだ。ただし、ラインフローファンは横一列に均一な風しか送風できないうえ、風圧も低く、送風方式としては効率が良いものではない。
そこで、FZシリーズでは2つのプロペラファンを採用し、室内機上部に並べて配置。左右のファンをそれぞれ回転制御することで「1台のエアコンから、風量の異なる2種類の風」を送ることに成功した。この「パーソナルツインフロー」機能と、「ムーブアイ極」のセンシング機能を利用することで、FZシリーズは冷房時、「暑い人には強い風」「寒い人には弱い風」を送れるようになった。
○省エネ性能が飛躍的にアップ
プロペラファンを採用することで、近年は停滞気味だった「省エネ性能」も向上した。
もともとプロペラファンは、従来のラインフローファンよりも効率よく風を起こせる。