主婦が新聞読んで聞いてみた (6) 世界株安の今、「純金積立」が気になる。どうなの?
新連載「主婦が新聞読んで聞いてみた」では、商社出身のフリーライターで主婦の楢戸ひかる氏が、新聞を読んで疑問に思ったテーマを、主婦目線で調べて読者の方々と共有します。
突然の株価下落。少し前の話では、ギリシャの銀行封鎖。こうした経済の不確かさを目のあたりにすると、「確かなものって、何があるの!?」という気持ちになる。そこで気になりだしたのが「金投資」。その金投資の中でも堅実なイメージがあるのが「純金積立」だ。では本当のところ、「純金積立」ってどうなのだろう? 「純金積立コツコツ入門」を運営する会社の社長、中野貴利人さんにお話を伺った。
○純金は、それ自体に価値がある!
純金は、それ自体が「限りある貴重な資源」。
この点が、株や債券への投資と最も異なる点だ。株や債券は、最悪の場合は"無価値"になる可能性もある。一方で金の信用度は、歴史が証明してくれている。古くはツタンカーメン王の黄金マスク、オリンピックでは最高峰の勲章として授与される金メダルなど、数千年単位で、人類を魅了し続けてきた物質が金なのだ。
金投資のメリットとデメリットを整理してみた。
○金投資のメリット2つ
ひとつめは、不況や有事に強いこと。