主婦が新聞読んで聞いてみた (6) 世界株安の今、「純金積立」が気になる。どうなの?
信用度が高いので、有事で経済が混乱した時には、リスクヘッジとして純金に資産が流れ、結果、金価格が上昇することが多い。『我が家の資産を守る』という主婦的視点で考えれば、他の金融資産とは違う値動きをする資産を持つことで、家庭全体の資産は安定度が増す。
ふたつめは、長いスパンで見ると価値が右肩上がりに伸び続けていること。純金の価値は、2000年から右肩上がりに伸び続けている。理由としては、供給(地球の埋蔵量)が一定量しかない中で、需要が伸び続けているからだ。需要が伸びている理由としては、貴金属以外の需要(工業用、歯科治療など)が増えていること。また、金を宝飾品として尊ぶ文化がある、中国とインドが経済成長をしているというのも大きい。
○金投資のデメリット2つ
ひとつめは、配当や利息がつかないこと。
他の金融資産であれば、配当や利息がついて「お金がお金を生む」という現象が起こる。けれども、純金は、ただ、じっと現物の価値が上がるのを待つというだけ。つまり、「安い値段で買っておき、それ以上の値段で高く売る」という方法でしか金銭の利益は発生しない。ふたつめは、元本割れの可能性があること。長期的に見て金の価値は右肩あがりだが、短期的な金価格は上下に変動し続けている。