くらし情報『パナソニック、10cm精度を実現した高精測位システムを開発 - 北海道でTOUGHPADを使った実証実験、スマート農業や除雪作業に』

2015年8月28日 14:09

パナソニック、10cm精度を実現した高精測位システムを開発 - 北海道でTOUGHPADを使った実証実験、スマート農業や除雪作業に

パナソニック、10cm精度を実現した高精測位システムを開発 - 北海道でTOUGHPADを使った実証実験、スマート農業や除雪作業に
パナソニックは28日、頑丈タブレットPC「TOUGHPAD」に内蔵および搭載するための「高精度測位システム」を開発したと発表した。豪雪地帯での除排雪作業の支援や、スマート農業支援などに利用できるという。2015年12月から、北海道岩見沢市で、除排雪作業支援システムの実証実験を開始する予定だ。

○100万円超だった価格を半分以下に、高精度も実現

高精度測位システムは、1周波RTK-GNSS機能を拡張したパナソニック独自の衛星測位技術を活用。衛星電波受信モジュール、ワイヤレスWANを用いるとともに、外部アンテナと接続することで、8機以上の衛星が天空に均等配置されているオープンスカイな環境で、10cm程度までの高精度の測位が行える。さらに、TOUGHPADに搭載しているCPUを利用することで、3次元道路地図なども快適に表示できるのが特徴だ。

ちなみに、RTK(Real Time Kinematic)とは、一般的には「相対測位」と呼ばれ、測位を行う移動局が受信した衛星電波の搬送波と、既知点から携帯電話や無線を利用して送信されるGPS補正データ(搬送波)を利用。コード情報ではなく、搬送波の数や位相を用いることで、既知点からの相対位置を、リアルタイムに、正確に演算して測位する。

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