2015年8月29日 11:00
サイト登録用のメアド運用はiCloudメールに「プラス」するのがベター
メールアドレスが必要になるのは、メールを送受信するときだけではない。オンラインストアに会員登録するとき、企業が運営する会員制サイトのメンバーになるときなど、自分の身元を証明するための素材としてメールアドレスは欠かせない存在だ。実際、登録に利用したメールアドレス宛てに一時利用のパスワードを記述しておき、数時間以内にログインが確認できれば登録を許可する、という商用サイトは多い。
しかし、メールアドレスを所選ばず入力するのは考えものだ。世間一般に認知度が高い企業が運営するサイトならばいざ知らず、怪しげなサイトでは流出の危険がありうる。流出すれば迷惑メールやフィッシング詐欺の呼び水となるため、利用は慎重に行うべきだ。
iCloudメールを"サイト登録用のメアド"として使うのならば、わずかな手間で安心度が数ランクアップする方法がある。面倒な事前準備は必要なく、命名ルールさえ理解しておけばじゅうぶんだ。
その命名ルールとは、アカウント名部分の末尾(「@icloud.com」の直前)に「+○○○」の部分は通販サイトの名前でも通し番号でもよし、任意の文字列でかまわない。見る人が見れば、本来のメールアドレスはバレてしまうが、万が一流出したときの対処策がとりやすくなる。