2015年9月1日 18:11
ランサムウェア攻撃の増加はフランチャイズ化が原因 - マカフィー
マカフィーは8月31日、ランサムウェアによる攻撃手法がフランチャイズ化していると、セキュリティブログで明かした。
フランチャイズ化とは、本部(ランサムウェアの作成者)と契約を結んだ使用者(攻撃者)が商品(ランサムウェア)やノウハウを受け取り、攻撃を成功したときの報酬の一部を上納金として本部に納める仕組みだ。一般的な飲食店やコンビニエンスストアなどで言われるフランチャイズと同じと考えて良い。
サイバー犯罪者の中には、金銭目的などで開発した攻撃ツールを第三者に提供することもある。いわゆる「サービスとしてのランサムウェア(ransomware-as-a-service)」 モデルによって、最近のランサムウェア攻撃の急増につながっている。
ブログでは、代表的なランサムウェアである「CTB-Locker」と「Tox」のフランチャイズ化のモデルケースを紹介している。
CTB-Lockerランサムウェアの作成者は、アフィリエイトプログラムを使用しており、アフィリエイトに登録した攻撃者はツールを入手できる。攻撃者は、ツールを使って企業にランサムウェア攻撃を仕掛け、成功時の収益の70%を取得し、残りは作成者が受け取る。