2015年9月3日 08:00
「モバイル広告大賞」から「コードアワード」へ - 14年の歴史から紐解く、これからの広告コミュニケーションとは
デジタル施策を行うにしても、その中の何で勝負するかはクライアントによって違います。審査員の先生方もデジタルの状況を理解しているので、すべての作品を同じ土俵で論じるべきではない、と感じているようです。
時代やトレンド、状況によって変わっていくかもしれませんが、今は「グランプリ」「キャンペーン」「イノベーション」「クラフト」「イフェクティブ」(グランプリ以外はベスト1作品、グッド2作品)と「パブリックベスト」の計6種類の賞を用意しています。
コードアワード2015 受賞作品一部
――― プロが選定・評価する賞が多いなか、一般人が参加できる賞(パブリックベスト)は珍しいですよね。他の賞はデジタルの技術を理解した有識者が選びますが、パブリックベストは視点が違います。ある意味で一般の方の視点による、万人受けする賞といえるでしょう。
パブリックベストを作った理由は、デジタルマーケティングが企業と消費者との距離を近づけたと感じたからです。SNSが一般化した2008年以降、SNSを通じて情報が爆発的に拡散するようになりましたよね。
○企業と消費者の「ほぼ対等な関係性」を施策に落とし込み、共感させる
――― 確かに。