くらし情報『OpenStackとネットワーク仮想化を駆使してプライベートクラウドをグローバルで活用 - ミドクラ』

2015年9月3日 12:00

OpenStackとネットワーク仮想化を駆使してプライベートクラウドをグローバルで活用 - ミドクラ

これらの特徴が評価され、既に日本、米国、欧州の企業を中心に豊富な導入実績を誇っている。

そしてミドクラ自身もまた、OpenStack(レッドハットの「Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform」)とMidoNetを組み合わせたプライベートクラウド「MidoCloud」を構築し、開発・テスト環境に活用している。MidoCloudは都内にある約30の物理サーバ上で稼働しており、東京だけでなくバルセロナ、サンフランシスコの開発者もアクセス。

開発環境、テスト環境、そしてリリース前の最終チェックと、フル稼働の状態だ。MidoCloudにより同社は、ITインフラの柔軟性と運用性を大幅に向上することに成功し、ビジネスの加速に貢献しているのである。

○"パブリッククラウドの限界"を乗り越えるために

同社はMidoCloudを構築する以前、開発環境にAWS(Amazon Web Service)を活用していた。しかしながらビジネスの成長とともに、個々の顧客に求められるさまざまな要件を取り込み、1000以上の仮想サーバが常時稼働する高度な環境を構築する必要性が高まっていった。

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