2014年2月21日 19:00
バッファローがオーディオ用ハイエンドNASをリリースする意味とは? - ハイレゾオーディオ向けブランド「DELA」シリーズ説明会レポート
オーディオソースの光学メディアからダウンロード販売へのシフトが進んできており、ファイルからの再生が、PCユーザーではなかったオーディオファンの間でも一般的なものになりつつある。
しかし、これまでオーディオ専用のNASというものは存在しなかった。このため、量販店のオーディオフロアでオーディオ機器を買い揃えた場合、それに接続するNASは別のフロアに置かれており、PCユーザーではないオーディオファン自らが製品をチョイスする必要がある。2013年に発売された「LS421D」シリーズは、オーディオ専用のNASということで、オーディオフロアに置かれる製品となり、こういった不満は解消された。「DELA」ブランドのNASではこの流れをさらに押し進め、オーディオファンの要望を基に作りこまれたものとのことだ。
○PC向けではなくオーディオ機器としてのNAS
N1AとN1Zで、従来のNASと大きく異なるのが運用面だ。従来のNASは、常に通電して使用するのが一般的で、起動や電源オフに時間が掛かるのが普通だった。音楽を聴きたいときに電源を入れるオーディオ機器とは操作性が異なる。
N1AとN1Zでは、内蔵しているストレージに専用にコントローラーをチューンすることで、起動と終了に掛かる時間を短縮。