2015年9月16日 10:40
毎日10人の命を奪う子宮頸がん、検診を受けたことはありますか?
では、子宮頸がんは具体的にどんな病気で、どうして検診が必要なのでしょうか?
子宮がんには、子宮の奥(子宮体部)にできる「子宮体がん」と、子宮の入り口(子宮頸部)にできる「子宮頸がん」の2つがあります。子宮体がんが閉経後の50代以降の女性に多く発症するのに対し、子宮頸がんは20~30代の若い女性に増えている病気です。現代の日本では、1日におよそ10人もの人が子宮頸がんで命を落としているというデータも報告されています。
子宮頸がんの原因は、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染であることが明らかになっています。HPVは主に性交渉によって感染するウイルスですが、1回でも性交渉の経験がある女性であれば感染するリスクはあるといわれています。
ただしHPVは、感染しても自然に排除される人と、長期間の持続感染を経てがん化する人にわかれます。そのため、定期的な検診を受けて、がん化する前の状態、がん化しても早期の段階で見つけることが重要といわれているのです。早期発見であれば子宮を温存できる可能性も高まりますので、女性にとって大切な臓器を守るためにも、ぜひ検診に行ってみましょう。
○子宮頸がん検診って、どうやって受けるの?
それでは、実際に子宮頸がん検診を受診した女性たちは、どのようなきっかけで検診を受けたのでしょうか?
詳しく聞いてみたところ、もっとも多かったのは「市区町村でのがん検診時に申し込んだ」