2015年9月18日 12:50
東京駅の「銀の鈴」、なぜ「鈴」が置かれているの?-広報さんに聞いてみた
東京都の、いわずと知れたターミナル駅・東京駅。乗り入れ路線が多く、人通りも多いJR東京駅ですが、その中で待ち合わせスポットとして親しまれてきたのが八重洲地下中央口の改札内にある「銀の鈴」です。東京駅に、なぜ「鈴」なのか?どういった経緯で作られたのか?東日本旅客鉄道広報部の方にお話を伺いました。
――東京駅の八重洲地下中央口改札内にある「銀の鈴」ですが、どういった経緯で設置されたのでしょうか?
東京駅は、昭和39年10月に新幹線開業以来、お客さまが急増したため、「待ち合わせ場所を作っては?」という社員のアイディアから、お待ち合わせのお客さまと通常のお客さまを分けることで混雑緩和と利便性向上を図るために設置されました。神社で鈴をつけた紐をゆすってから拝むのは、神様を呼ぶためのものだそうです。古来、鈴は神様だけでなく、人を呼び注意を促す道具として使われており、待ち合わせ場所の意味合いと上記内容がマッチしていることと、東京駅の伝統にもふさわしいということで、鈴をモチーフにしたそうです。
――それで鈴なんですね! 神社の鈴は金色が多いですが、なぜ「金」ではなく「銀」なのでしょうか?
設置当時(昭和43年ころ)