2015年10月8日 12:02
BtoB企業に求められる営業改革 - 営業にマーケティングの要素を! (1) BtoB企業の多くが陥る? 非効率な営業活動の現状とは
特に、新規顧客を獲得する段階では、従来型の「ターゲットリストに対してやみくもに電話をかけ、商品を売り込む活動」ではなく、Webサイトを活用し、お問い合わせや資料ダウンロードから引き合いを増やす"インバウンド(プル)型顧客"を多く獲得し、ニーズがあるもしくは検討しているタイミングの顧客のみに営業がアプローチできる仕組みを作り上げています。
もちろん、業種・業界やその時の顧客の状況により、プッシュ型のダイレクトアプローチも効果的にはたらくこともありますが、基本的には顧客から自社の商品を見つけてもらい、声をかけてもらえるような仕掛けをつくり出す方が効率的です。そのためには、顧客の立場になり、「売り方」を考えるのではなく顧客の「買い方」を考え、戦略を立てていくことが生産性を高める第一歩になるのではないでしょうか。
○マーケティング視点で営業しよう
これまでの法人営業では、自身の担当する企業や地域などが決まっていることも多く、案件の創出から受注後のアフターフォローまで、各営業担当者がすべてのプロセスを担っていました。このような状況下では、いかに"すべての営業プロセスをこなせる優秀な営業マン"を育てるかが重要視されてきたと言えます。