Creative CloudをめぐるAdobeの"次"の戦略は? - Vice President・Mala Sharma氏が語る

10月5日から7日(太平洋夏時間)にかけての3日間、米カリフォルニア州ロサンゼルスにあるロサンゼルスコンベンションセンターおよびマイクロソフトシアターにおいて、Adobe Systems主催のクリエイティビティ・カンファレンス「Adobe MAX 2015」が開催された。
開催期間中には、同社のクリエイター向けの戦略を担うCreative Cloudに関して、さまざま新製品や新機能が発表された。そこで本稿では、Creative Cloudのこれまでの軌跡を振り返った上で、Adobeで"Creative Cloud Go-to-Market and Strategy"チームのVice Presidentを務めるMala Sharma氏によって発表された今後の戦略などについてレポートする。
○これまでのCreative Cloudの進化
まずはCreative Cloudがこれまで歩んできた軌跡を振り返ってみよう。Creative Cloudのサービス自体がスタートしたのは2012年5月であり、翌年の6月にパッケージ製品群であるCS6がクラウドベースのCCへと移行されたことにともなって、ツールとクラウドサービスが統合された現在の形が出来上がった。