2015年10月13日 12:02
宇宙のさえずりが、オーロラを瞬かせる - 小型衛星「れいめい」の発見 (1) 脈動するオーロラ
そして2007年に「れいめい」が観測した結果から、宇宙から降ってくる電子が、数秒ごとに増えたり減ったりしており、それに対応して主脈動が起きていること、つまりオーロラが明るくなったり消えたりする様子が明らかになった。
さらに、その降ってきている電子の中で、1秒間に数回の頻度で電子の数の増減が起きており、それに対応して内部変調が起きていること、つまり主脈動のうち光っている最中に、その明るさが数百ミリ秒ごとに変動する様子も明らかになった。
地球に降ってくる電子が、数秒ごとに降る、降らないを繰り返し、また数百ミリ秒という単位で、降ってくる電子の量が多くなったり少なくなったりしていることで、脈動オーロラが起きているのではないかということは古くから予想されていたが、この「れいめい」の観測によって、世界で初めて直接確認することができたのである。○残った謎
「れいめい」の観測により、地球に降ってくる電子の増減が、オーロラの脈動や瞬きを起こしていることはわかった。では、なぜ電子の数は増減を繰り返しているのだろうか。
(次回は10月14日に掲載予定です)
「あの子たちだ…」放課後の校庭で大怪我!?トラブルメーカーが起こした事件とは…<小学生トラブル>